あれ?
もしや
話題のビジネス書
『GIVE & TAKE
「与える人こそ」
成功する時代』
にかさなる?
昔ばなし
「おむすびころり」を
こどもに読んでいたら
あれ?これって
アダム・グラントの話題作
ギバーとテイカー
の話にかさなる?
と思いました
それについて考察していきます
おむすびころりんの話
【あらすじ】
山でひと仕事終えた
いいおじいさんが
食べようとした
おにぎりを落としてしまった
↓
おにぎりはころがり
穴の中へ
↓
「おむすびころりん すっとんとん♪」
とたのし気な歌声が
↓
おじいさんも楽しくなり
歌にさそわれるがまま、
お昼ごはんの
おにぎりを
ぜんぶ穴に落とす
↓
おじいさんも
穴におちてしまう
↓
歌の主
ねずみたちに
「おにぎりありがとう」
ともてなされる
↓
おじいさんはおみやげをもらって
家に帰る
↓
おみやげは宝の山
↓
近所の欲ぶかいじいさんが
見ている
↓
欲ぶかじいさんも
おにぎりを落とし
ねずみがいる穴に落ちる
↓
宝ものが欲しい
欲ぶかじいさんは
ねずみが嫌いな
ネコのマネをする
↓
ねずみは逃げ
欲ぶかじいさんは
何も得られず
穴から出られなくなる
アレンジされているものも
多数ありますが
おおまかな内容は
こんなかんじです
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房
こちらはご存知の方も多い
話題のビジネス書
ざっくりまとめると
世の中には3種類の人間がいて
ギバー→人に惜しみなく与える人
テイカー→真っ先に自分の利益を優先させる人
マッチャー→損得のバランスを考える人
に分けられる
多くの人が
与えられたら与えかえすし
やられたらやり返す
マッチャー
1番成功しないのはギバー
1番成功する人もギバー
うん?どういうこと?
成功するギバーは「自己犠牲」ではなく
「他者志向性」をもっている。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
だそうです
つまり、
自分を犠牲にして
自分が0になるまでギブする人は
成功しない
他人も自分も同時に
利益を得られるギブをする人は
大きく成功する
成功する「いい人」は、「他人の利益と自分の利益を同時にウィンウィンで考え、全体のパイを大きくするギバー」であり、燃え尽きる「いい人」は、「自己犠牲で与え続けるギバー」なのだ。
燃え尽きるいい人と成功するいい人の差 東洋経済
テイカーは
つねに自分の欲求のみを
満たしたく
相手から奪うことを
考えている
最終的に
テイカーはマッチャーから
やり返されて大きな成功はできない
ギバーは
テイカーにギブをすると
搾取されるだけ
ギブする相手は超大事
といった内容です
おむすびころりんと突き合わせてみる
登場人物の行動と結果が
ギバー、テイカーに
当てはまるのではないでしょうか
【いいおじいさん】
歌に誘われるがまま
自分も楽しんで
おにぎりを穴に落とす
↓
- おにぎりを欲しいネズミ
- 楽しい歌をききたくて
おにぎりをぜんぶ落とすおじいさん
→どちらにも利益がある
Win-Winの関係
↓
ネズミからもてなされ
たくさんの宝ものをもらう
→成功するギバー
【欲ぶかじいさん】
宝ものが欲しくて
おにぎりを穴にいれ
自分も落ちる
↓
宝もの欲しさに
ネズミが嫌がる
ネコのマネをする
↓
ネズミは逃げ
宝ものはもらえず
穴から出られなくなる
じぶんの利益のために
相手から奪うことしか
考えていない
→テイカー
そして
与えられたら与え返し
やられたらやり返す
ネズミはマッチャー
テイカーの欲ぶかじいさんは
マッチャーのネズミから
やり返されて
宝ものを手に入れるどころか
穴からでられなくなりました
おむすびころりんをどう読むか
昔ばなし
おむすびころりん
小さい頃の私は
欲をかき
いじわるをすると
じぶんに返ってくるんだなと
欲ぶかじいさんの
行動だけしか
フォーカスしていませんでした
が、この話でもっと大事なのは
前半
いいおじいさんの部分
相手にも利益があって
じぶんにも利益がある
ギブをすると
大きく返ってくるよ
(相手にもよるけどね)
相手にもよる=
テイカーにギブは絶対ダメよ
までは描かれていません
が、
親がこれらを
思いながら
読みきかせをすると
こどもに伝えられることも
増えるかなと
そして親も読んでて
テンションが上がってきます(笑)
考え方は人それぞれで
私が感じたことは
ぜんぜん違うよと
と異論を唱える方も多いと思います
それでも私が当てはめて
読んだら
単純に読み聞かせてて
とっても楽しかったので。
こどもの頃からよく聞いていた
むかしばなしで
こんなに自分の
テンション上がるとは
思いませんでした
まとめ
何度も聞いているむかしばなしも
視点を変えると
ちがった解釈ができて面白い
ビジネス書は
大人がそのスキルが欲しくて読むもの
ですよね
絵本を使って
こどもに小さい頃から
考え方を身に着けさせると
人生がゆたかに
なりそうですよね
おむすびころりんは
2~3歳から読めるものもあります
教訓のあるよい本に
小さい頃からふれさせたいですね
参考までに
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