教育は早ければ早いほどいい
「AIが進むこれからの時代に、子供にはどういう育て方をしたらいいのか分からない・・・ 」
これが、妻が安定期に入ったときに思ったことでした。
周りの知り合いにどんなふうに教育や知育をしてるか聞いても、自分が求めているような回答がなくて悩んでいました。
そんなある日、仕事で付き合いのある会社の社長さんに育児について聞いてみました。
もうすぐ子供が生まれそうなんですけど、子供が小さいうちに知育で何か気をつけていたことってありましたか?
漠然としてる質問だね(笑)
「三つ子の魂百まで」っていうように、3歳までが勝負だと考えて、絵本を読んであげたり、英語も聞かせたり、いろいろしたよ。
え!3歳までに?
周りの人に聞いても、あまり考えていなかったり、大きくなったら英語とか習い事をさせようとかそのくらいだったんですけど。
そうそう。だって有名なスポーツ選手とかだって、小さい頃からスポーツに取り組んでいるでしょ。
どういう子供になってほしいとかあるの。
どういう子にさせたいかも漠然としてますね。
ただ、AIが進む世の中で、今までと同じような教育でいいのかなって思いまして。
そうだね。これまでの時代のように、子供にいい学校に通わせて、ちゃんとした企業に勤めさせることがいいとは限らないからね。
うちは、子供が関心を持ったこと、夢中になることを思いっきりやらせるようにしてるよ。親は応援してあげるくらい。
夢中になることを応援するくらいでいいんですか。
そうそう。夢中になることのきっかけは親の方で与えてあげる。
やらせてみて、興味を持ちそうになければすぐにやめさせればいいよ。
スマホゲームとか、夢中になっても能力の向上にならないようなことはさせてなかったけどね。
私が読んでためになった本を紹介するから読んでみてよ。
こんなやりとりがありました。
3歳までが勝負
私はこの社長と話をした後、
「3歳までに教育?そんな小さい子供に何か教えても分かるのかな?」
「好きなことばかりさせると、他のことができなくなってしまうのでは?」
と感じ、正直半信半疑でした。
その後、その社長からは、幼稚園では遅すぎるという本を紹介されました。
最初は、
「こういう本に出ている人は、初めから裕福な家庭に生まれていたりとか、環境に恵まれている人の話なんだろうな。」
くらいにしか考えていませんでした。
ところが、実際に本を読んでみると、
- 人間の能力は、0歳から3歳くらいまでの間に決まってしまうこと
- 遺伝も影響があるが、それ以上に生まれてからの教育が重要なこと
- 興味を持ったものはどんどん記憶していき、その過程の中で頭脳の働き、意欲、想像力などが育まれること
といったことが書いてありました。
この本を読んで、社長が話していた、
- いかに早期に教育に着手すべきか
- 子供が夢中になることを親が応援してあげることが重要か
ということを理解することができました。
おかげで、私が育児にどう取り組んでいくかというマインドセットができました。
周囲の人間の意見を聞きすぎない
この本を読んだ後、既にお父さん、お母さんになっている友人にこの本に書いてあった内容を話しても、
「周りの環境に影響されるから、なるようにしかならないよ。」
「子供の能力なんて、遺伝によるんだから、親の教育でどうしようもないでしょ。」
というような、最初から諦めているような回答が返ってきました。
中には、
- 幼稚園に入ったくらいから英語に触れされたい。
- 小学校くらいからプログラミングに慣れさせたい。
- 大きくなったら習い事は、ピアノをさせるつもり。
といったようなことをいう親御さんもいましたが、本当に小さいうちから何かするという人は皆無でした。
こういう親御さんは、
- 子供がある程度大きくなってからでないと始められないと決めてかかっている。
- 将来どういうふうに役に立つのかという理由も漠然としてる。
- 周りの子がやっているからという理由でやらせている。
のでしょう。
いいとか悪いとかいう問題ではなく、そういうふうに考えるのが一般的だと思いますので、このような親御さんの考え方は悪いと思いません。
実際、自分の親もそうでしたしね。
ただ、それだと周りの子供達と同じような子供になってしまうので、能力の高い子供になってほしいと願うなら、周囲の人の意見は聞きすぎない方が良いです。
まとめ
この記事で紹介した幼稚園では遅すぎるという本を読んで、育児の際に次のことを意識するようになりました。
- 3歳までに人の能力は決まってしまう
- 子供が夢中になって取り組んでいることを応援する
- 周囲の人の一般的な意見に流されない
AIが進むことでいろんな作業が自動化して人の手がいらなくなる時代になっても、子供には社会に役立つ能力を身につけてもらいたいので、そのため親ができることはできる限りしてあげたいと考えています。
その意味でも、この本はオススメできますので、ぜひ一度読んでみてください。