子供を高学歴にさせたい理由とは?
子供に高学歴にさせようとする親は、
- 一流企業・官公庁に勤めさせたい
- 頭のよい子になってほしい
- レベルの高い友達に囲まれてほしい
- お金持ちになってほしい
といったような考えを持っている人が多いです。
高学歴を手に入れれば、安定と高収入が得られるようになって、子供が幸せになると信じているんです。

高収入・終身雇用は保障されなくなった
たしかにこれまでは、高学歴を手に入れれば、安定と高収入を得ることができました。
しかし、これからも今のままでいられると思いますか?
実際、2019年5月13日、トヨタ自動車の豊田章男社長が日本自動車工業会の会長会見で、
と話していました。
トヨタ自動車のような一流企業でさえ、終身雇用を維持できないと考えているのは衝撃的で、Twitterなどでもいろんな人がこのニュースを拡散していました。
将来的にいろんな企業で、希望退職の募集が増えていくでしょうね。

じゃあ、就職ではなく、 弁護士・会計士・医者とかの高いスキルの職業に就くことはどうでしょうか?
これらの職業もかつては高い収入を得ることができました。
しかし、現在では合格者が増えすぎて、仕事をとってくることが難しくなり、どこかの事務所に勤めるということが増えています。
勤務の形態でもそれなりには稼げますが、昔のような高収入は期待できません。
学歴の価値とは?
そもそも学歴の価値は、
「ある学校で、ある分野の勉強をしてきたという経験」
というものにすぎません。
例えば、
「小学校時代にそろばんで1級を取りました。」
といったような経験のアピールです。

高学歴だと、「すごいね。」とか「優秀なんだろう。」という、いいイメージをもちますよね。
ただ、社会のニーズに応えられる経験でなければ、いくら経験があろうと高収入にはなりません。
安定や高収入を得ることが目的なら、
社会における問題の発見や、その問題を解決できる能力
を身につける方が重要です。

社会に起きている問題に気づくこと、気づいた問題を解決するためには、知識は必要です。
知識を得るために、勉強や日頃の情報収集は必須ですが、学歴は関係ありません。
学歴より大事なことは「自信を持つこと」
これまでの高学歴な人を見ていると、
- 新しいことを学ぼうとする意欲がある(チャレンジ精神がある)
- 課題を与えられたとき、できない理由を考えるのではなく、できる理由を考える
- 目的達成のための「考えるクセ」がある。
といった特徴を持った人が多いです。
こういう人は、小さい頃から興味を持ったことに打ち込んで、できることを一つ一つ増やし、自信を積み重ねています。
自信を積み重ねることで、新しい問題にぶつかったとしても、
「自分ならやれる」
と根拠のない自信を持って取り組みます。

その結果、新しい問題もクリアして、さらに難しい問題にも取り組めるようになるんですよね。
高学歴の人が高収入になっていることが多いのは事実ですが、それは高学歴が原因じゃなくて、自分に自信を持って問題に取り組んだ結果です。
つまり、学歴よりも重要なことは、
自分に自信を持つこと
です。
難関校に通うことで得られるメリット
高学歴を得てもらうことはともかく、子供を難関校に通わせること自体にはメリットがあります。
それは、 難関校に合格すると、
「難関校に合格すると、レベルの高い人に囲まれる。」
というものです。
そこでしか得られないレベルの高いネットワーク、人脈を得られます。
Facebookの創立者であるマーク・ザッカーバーグさんが、ハーバード大学出身で、レベルの高い同級生の協力の下、Facebookを大成功させたことを取り上げていました。

「朱に交われば赤くなる」という言葉があるとおり、人は周りの人間に影響を受けやすく、考え方が似てきます。
周りが優秀な人だと自分も優秀になるし、周りがお金持ちだと自分もお金持ちになっていきます。
まとめ
高収入になったり、成功を収めるために学歴以上に重要なことは、
- 社会における問題の発見や、その問題を解決できる能力を身につけること
- 自分に自信を持つこと
- レベルの高い人に囲まれること
です。
これからの時代は、学歴のその先の目標をゴールと設定として、学歴は通過点というふうに変わっていくでしょう。
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