2020年1月に、子供がなりたい職業ランキングがでて、
「社長」は、5位という結果が出ていました。
実際に親も、子供を経営者にさせたい
と考えている人は多いです。
自分が会社を興せば、社長になれるので
経営者自体になるのは簡単です。
問題は成功する経営者になれるかどうかです。
この記事では、子供に
「成功する経営者になってもらうために必要な能力」
についての説明します。
成功している経営者が備えている能力とは?
成功している経営者は共通して、
本質を見抜く能力
を身につけています。
この能力のことを
「洞察力」
と言ったりもします。
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本質を見抜く能力?何だそれ?
と思われたかもしれません。
例えば、2020年2月、3月は、
コロナウイルスで日本が大騒ぎになっていました。
そして、その騒ぎの中、
「コロナウイルスに感染したくない。」
ということからティッシュやマスクがなくなるのではないかと
買い占める人が多かったですね。
こういうとき、テレビなどで、
「マスクやティッシュの買い占めが後を絶ちません。」
などと放送したり、国が、
「マスクやティッシュの買い占めを辞めてください。」
と言います。
そうすると、多くの人は余計に不安になり、
辞めるどころかむしろ買い占めが増えます。
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こういう状況になって、
「自分も買っておかなきゃ。」
と考えてはいけません。
冷静になって、
「なるほど、こういう事態が起きたときは、
多くの人は、不安を紛らわそうとか、
自分だけが助かればいいと思い、
我先に買い占めようとするんだ。」
と、「なぜ人がそのような行動をするのか?」を
考えるのです。
これが「本質を見抜く。」ということです。
「ティッシュやマスクが高く転売されている。」
というニュースを聞いて、真似をして転売をすれば、
その時期はうまくいくかもしれません。
しかし、本質的なことが分かっていないと、
別な状況の時に応用が利きません。
私が以前お世話になったことがある、
経営コンサルタントの杉本さんも、
「実際に成功している経営者は、本質を見抜く能力を備えている。」
と話しています。
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歴史は繰り返す
過去の歴史を振り返っても、
日本がオイルショックの時、多くの人が
マスコミの情報や噂を信じていました。
そして真実を知ろうともせずに、
トイレットペーパーの買い占めをしていました。
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今回と同じような状況ですよね。
本質が分かっている人は、
こういうときどう動くかを考えられたはずです。
話は少し変わりますが、ほかにも人気のあるマンガは、
ほとんど同じパターンで構成されています。
![](https://masayoshi01.com/wp-content/uploads/2019/10/ヒーローズジャーニー_扉絵.001.png)
登場人物や細かな舞台は違うとしても、
共通する人気が出るような本質を捉えて
書かれているから人気が出るのです。
また、堀江貴文さんは、自らの著書「多動力」の中で、
「ライブドア事件のとき、マスコミが世論を煽り、
検察が動き出した。」
と話しています。
そのとき、堀江貴文さんは理不尽と感じ、
検察という組織を歴史から徹底的に調べたそうです。
その結果、検察は、過去にもマスコミと連携して、
一人の敵を作り出し、刑事裁判にかけて世論の支持を得たことが
あることが判明しました。
しまいには、政治家になった検察官がいるとのことでした。
いいか悪いかは別にして、
マスコミを利用して世間を注目させ、
支持を得るというやりかたの本質は
昔から変わっていないのです。
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本質を見抜く能力を身につけるには?
堀江貴文さんは、
こういった時代が変化しても変わらない本質のことを
「教養」
といい、
「教養があれば、原液(自分にしかできないアイデアや発言)が作れる。」
「原液があれば、あとは誰かが薄めて仕事をしてくれる。」
と話していました。
この教養を身につけるために、堀江さんは、
「疑問に思ったことはとことん徹底的に掘り下げる。」
ということをしました。
徹底的に掘り下げることで、
いろんな場面で共通している部分が分かってきて、
本質が見えてくるのです。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。」
と言いますが、成功している人は、
問題が起きたときには、目先のことではなく、
過去の歴史を振り返るなどして、
問題の本質を見抜こうとするのです。
まとめ
成功する経営者になるために必要な能力は、
「本質を見抜く能力」
です。
この能力を身につけるためには、
「疑問に思ったことはとことん徹底的に掘り下げる。」
ことが必要です。
そのため、本気で子供に「成功する経営者」になってほしいのであれば、
子供が興味を持ったことは徹底的にやらせて、
疑問に思ったことは徹底的に調べさせて、
「本質を見抜く能力」を身につけさせた方がいいでしょう。
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