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「褒めて育てる。」は逆効果?子供の能力を引き上げる褒め方とは?

才能を活かす子育て方法
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「褒めて育てる。」は逆効果?

育児についても、

会社における社員教育でも

「褒めて育てる。」

という方法があります。

 

あえて厳しいことを言って

やる気になる体育会系の人もいますが、

厳しいことを言われたことが原因で

逆に自信を失い、やれなくなる人に

効果がある方法です。

 

人は他人から褒められると嬉しくなって、

褒められたことをやろうとします。

 

褒められたことを一生懸命

取り組もうとするので

取り組んでいることは上達していきます。

 

なので、褒めた方も褒められた方も

お互いにメリットがありますので、

人を褒めることは必要なことです。

 

ただし、褒め方によっては

デメリットもあります。

 

例えば、褒められることが目的になって

  • 褒められるないことはやらない
  • 本当に自分のやりたいことが分からなくなる
  • 自惚れるようになる

といったことがあります。

 

なぜ、人は褒められるとやる気になるのか?

なぜ、人は褒められると

やる気になるのでしょうか?

 

例えば、育児の場面でいうと、

子供がしたことを親が褒める。

   ↓

子供は承認欲求が満たされて嬉しくなる。

   ↓

褒められることが気持ちいいので、また褒められたくて更にやろうとする。

   ↓

褒められたことが上達するので、自信がつき自己肯定感が上がる。

というサイクルで、やる気になるのです。

 

ここまでの話だけだと、

褒めることでやる気になって、

自己肯定感も上がるなら、

褒めることは何の悪いことは

ないじゃないかと思われそうです。

 

褒められることに慣れることでのデメリット

褒めることでの注意点は、

親に褒められた子供は,

自主的にやりたいと思ったことを

やっていない場合があるのです。

 

もちろん、子供が自主的に

やりたいと思うことも、

最初は親など周りがきっかけを与えるので、

親がやってほしいと望むことをさせることが

悪いというわけではありません。

 

きっかけは与えるにしても、

その後は子供の自主性に委ねて

親が褒めることで子供のやることを

コントロールすることは避けるべきです。

 

なぜなら、子供は親から

褒められることに慣れると、

「親に褒められたいから」

親の勧めることを

やるようになってしまうのです。

 

逆に言えば、親から褒められないことは

やらないようになってしまいます。

 

例えば、難易度が高くて苦手なことです。

 

「褒める。」というのは、

欲しいものを買ってもらえるのと

同じような「ご褒美」なのです。

 

褒められることに慣れてしまうと

より高いレベルのものに挑戦しようとせず、

確実にご褒美がもらえる今の自分で

対応できるレベルのもので

満足してしまいます。

 

より高いレベルのものに挑戦するのは、

誰から言われるまでもなく自主的に

やりたいと思うものです。

 

なので、

親から褒められることを動機として、

物事に取り組まないようする

配慮が必要です。 

 

褒めすぎると自惚れるようになる

ほかにも、褒めることで、

褒めすぎると自惚(うぬぼ)れる」

ようになるという注意点があります。

 

褒められて、いろんなことが

できるようになって

自己肯定感が高くなっていく

ことはいいことです。

 

ですが、あわせて自尊心・自負心が

高くなってしまい自惚れて、

自分より能力の低い人を見下すなど

生意気になっていきます。 

 

能力が高いかどうかという問題以上に、

他者の気持ちに寄り添って、

「優しい。」

とか、

「思いやりがある。」

といった道徳や心情を

身につけてほしいなら

自尊心・自負心が高くなることには

注意しないといけません。

 

特にこれからのAIが活躍する時代には、

「人の感情を動かし、

人に好きになってもらえる力」

を備えていることが価値が出てきます。

 

「10で神童、15で才子、

20過ぎれば並の人」

などと言うように、

幼い頃から優秀だと言われていた子供が

大人になっても大して芽が出ず、

有名になる人が少ないのは

そういうことかもしれません。

 

知育も大事ですが、

同じくらいに徳育も大事です。

 

どうやって褒めるのがいいの?

じゃあ、どうやって褒めるのがいいのか

という話になりますよね。

 

褒めすぎないこと以外に

私が褒めるときに気をつけているのは、

  • 評価が入る抽象的な褒め方はしない
  • 努力を褒める
  • 他人と比較するなど相対的な褒め方はしない
  • 過去と比べて成長していたら褒める

ということです。

 

評価が入る抽象的な褒め方というのは、

  • 「すごい」
  • 「偉い」
  • 「立派だね」
  • 「上手だね」
  • 「いい子だね」

とかいった、褒め方です。

 

こういう褒め方だと、

子供からしたら褒められて嬉しいけど、

何がすごいのか偉いのか分からない。

 

なので、具体的にどういう点が

どのように良くて褒めてられているのか

その理由をきちんと伝えるようにしています。

 

例えば、子供がレゴブロックで

家を作ったとしたら、

「すごい。」

とかいう褒め方ではなく、

「屋根がカラフルでカッコいいね。」

とか

「玄関がピカピカでおしゃれだね。」

とか

ちゃんと理由をつけています。

 

レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス 

 

子供の価値観が出ているところを

気持ちを込めて認めてあげる

ような褒め方が良いです。

 

この褒め方は、

1億稼ぐ子供の育て方

という本で学びました。

 

ほかにも、歯磨きができたとか

トイレに行けたとか

何かを完了させることを目的としたものなら

「できたね!」

と言うだけで十分です。

 

このテクニックは、

YouTuberのてぃ先生の動画で学びました。

 

次に、努力を褒めることです。

 

結果を出すこと以上に、

努力するということが良いこと、

大事なことを覚えてほしいです。

 

一度この感覚が身につけば

いろんなことに努力して解決しよう

とするようになります。

 

あとは、他人と比べるのではなく、

過去の状況と比べて

成長しているかどうかで褒めます。

 

できなかったことができるように

なればいいのであって、

他人と比べることには

何の価値もありません。

 

むしろ、比較対象とされた他人を

見下すようになってしまいます。

 

ある時点で、やらせてみて、

できなくてもいいんです。

 

「できないよ。」

と言ってきたら、

「○○なら何でもできるよ。大丈夫。」

と言って、一緒に考えながら

取り組ませるようにしています。

 

そして、1人でできるようになったら

過去の状況と比べて成長しているので

そのときに褒めてあげれば自信に繋がります。

 

まとめ

子供の能力を引き上げるために、

褒めることは必要です。

 

ただし、褒められることが目的となって、

  • 褒められないことはやらない
  • 本当に自分のやりたいことが分からなくなる
  • 自惚れるようになる

ことには気をつけましょう。

 

褒めることが逆効果になってしまいます。

 

適切な褒め方は、

  • 評価が入る抽象的な褒め方はしない
  • 努力を褒める
  • 他人と比較するなど相対的な褒め方はしない
  • 過去と比べて成長していたら褒める

です。

 

知育も大事ですが、徳育も

同じくらいに大事ですので、

褒めすぎて、自尊心・自負心が

高くなることに気をつけて、

心情や道徳も育ててあげないと

いけないですね。

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