親の自己肯定感は子供に影響する
私は失敗した出来事を引きずって
自己肯定感が低くなるときがありました。
そのときは自分を責めて、
「私は何てダメな人間なんだろう。」
などネガティブな発言ばかりしていました。
例えば、私は車を運転中に別の車と
衝突事故を起こしたことがあります。
相手の車を傷つけるとともに、
自分の車は廃車にしました。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/スライド1-1024x576.jpg)
事故を起こしてからしばらくは、
「私には運転は向いていない。」
「もう運転しない方がいいかもしれない。」
などとネガティブに考えるようになり、
行動もどんどん消極的になっていきました。
こんなふうに、自己肯定感が
低くなっている状態で、親が子供の前で、
「私ってなんでダメなんだろう。」
とか
「俺みたいになるなよ。」
などネガティブ発言をしていると
子供の能力を伸ばせません。
子供はそんな発言をする親の姿を見て、
考え方が似てきて、親と同じように
自己肯定感が低くなってしまうからです。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/7269164cc671136ec3cc967697d239c6_s.jpg)
自己肯定感が低いと土台となる能力が育たない
子供の土台となる能力を養うには、
- 安心感のある家庭環境
- やりたいと思うことを制限しないこと
という環境を整えてあげることが重要です。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/02/1395821-160x90.jpg)
これは子供の
「僕(私)は自分のことが好き」
「僕(私)の存在を喜んでくれる人がいる。」
「僕(私)なら何でもやれるはず」
といったような、
自分の存在を認めたり、
根拠のない自信を持つ
などの自己肯定感を高めるためです。
自己肯定感が高まることで、
ポジティブ思考となって
集中力・記憶力・挑戦力などの
土台となる能力(非認知能力)を
鍛えることができます。
ただ、親の自己肯定感が低いと、
親自体の行動が消極的になり
このような環境を整えてあげられません。
そのため、子供の能力を伸ばしたいなら、
まずは親の自己肯定感を
高めないといけません。
自己肯定感の低い親の特徴
自己肯定感の低い親は、
- 過去の自分の失敗にとらわれすぎている
- 自分より優れている別の人と比較されてきた
という特徴があります。
過去の失敗の例としては、
先ほどの交通事故の話です。
その交通事故では、幸いなことに
お互いに怪我はありませんでした。
この事故の過失割合は50:50となり、
相手の車の修理代金は保険で
賠償して解決しました。
それなのにずっと引きずっていました。
事故以外のことでも、
何か悪いことがある度に
自分に原因があると考えるように
なってしまいました。
次に自分より優れた人と
比較されてきたという場合の例です。
これは弟の話なんですが、
私を受け持ったことのある小学校の担任が
弟の担任も受け持つようになりました。
勉強が苦手な弟は、
「お兄さんはあんなにできるのに。」
と先生に言われたと話していました。
それがきっかけで弟は自信をなくし、
勉強が嫌いになってしまいました。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/464504-1024x831.png)
確かに弟は勉強では私よりも劣っていましたが、
芸術面や運動能力は私よりも優れていました。
このとき先生が、私と比較するのではなく、
弟の良い面を褒めたり、認めてあげていたら、
勉強嫌いも克服できたかもしれません。
親や先生など上に立つ人は、
自分達が放つ言葉を子供がどう受け止めるか
注意しなければなりません。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/2498955_s-1.jpg)
自己肯定感を高めよう
幼い頃に悪い出来事があったり、
比較されて見下された体験は
なかなか忘れられないかもしれません。
ただ、それを引きずっていては
人生がもったいないです。
なので過去や比較は一旦忘れましょう。
そして低下してしまった自己肯定感は
後からでも高められます。
私が自己肯定感を高めるために
していることは、
- 良くない出来事をポジティブに受け止める
- 感情を吐き出す
ということです。
先ほどの交通事故を起こして
意気消沈していたときの例ですが、
職場の上司から、
「他人を傷つけたわけでもない事故だし、
自分も怪我をしなかったんだから
不幸中の幸いだよ。」
「交通事故っていっても、
うっかりぶつかっただけでしょ?
うっかりは過失だから、
刑罰にならないんだよ。」
「器物損壊罪は、過失の場合は
刑罰になっていないからね。」
と話してもらいました。
自分は深刻に考えていたのですが、
他人から見ると
「何だそんなことで悩んでいるのか。」
と思えるようなことだったようです。
その言葉を聞いたとき、心から気持ちが
楽になったことを覚えています。
良くない出来事に遭遇したとき、
1人で考えていると
ネガティブになるだけなので
他人に話を聞いてもらえるのは効果的でした。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/sky-2667455_1920-1024x661.jpg)
それからは、
「高い勉強代だったけど、
誰もけが人は出なかったんだから
不幸中の幸いだ。」
「今後はもっと運転するとき
無理せず気をつけよう。」
と運転を再開できました。
それから事故を起こしたことは
一度もありません。
こうやって、悪い出来事があっても
それをポジティブに受け止めてみるのです。
そうはいっても1人だと難しい場合もあるので
他人に話をしてポジティブな言葉を
もらうのも、とても効果があります。
後は良くない感情をため込まずに
こまめに吐き出すことです。
他人に愚痴を聞いてもらうのでも
いいんですが、話を聞く方に
負担がかかってしまうので、
私は毎日ノートに
今日一日思ったことを
書いていました。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/346353_s.jpg)
ノートに感情をぶつけるのです。
誰にも見せてはいけません。
言葉遣いとか文節とかも
考えなくてもいいです。
非常識と思われるようなことでも
自分の思ったことを何でも書いていました。
だいたい、その日嫌な気分になったことや
悩んだことを書いていました。
自分自身も後から見直さなくてもいいです。
ただ、見直すとだいたい同じようなことを
書いていて自分の中での問題が明確になります。
この「気持ちを吐き出す」っていう作業が重要です。
自分の中から悪い感情が抜けて、
気持ちがとてもスッキリします。
私がやっていることはこの2つの
方法ですが、
「何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書」
という本には、ほかにも
いろいろな自己肯定感を
高められる方法が書いてありますので
オススメの一冊です。
まとめ
子供の自己肯定感を高めるためには、
まずは親が自分の自己肯定感を
高めないといけません。
自己肯定感が低い人は、
- 過去の自分の失敗にとらわれすぎている
- 自分より優れている別の人と比較されてきた
という特徴があります。
そういったことは一旦忘れて、
- 良くない出来事をポジティブに受け止める
- 感情を吐き出す
ようにしましょう。
すぐには始められないかもしれませんが
小さなことでもいいので
取り組んでみると良いです。
自分の中にある悪い感情を外に吐き出し、
常に快適な感情でいることが大事ですね。
コメント