男の子を持つお母さんの中には、
子供に、
「お父さんのような人になっちゃダメよ。」
と言う方がいます。
こういうお母さんは、子供が
やりたくないと思っていることでも
勉強や習い事など自分がいいと思うことを
強制的にやらせる傾向があります。
子供の将来のためと思って、
こういうことを言ったり、
やったりしているのですが、
実際は逆効果です。
子供のためと思うなら、
夫婦仲を良くして、子供の
「やりたい!」
という自主性を尊重しないといけません。
「お父さんみたいになっちゃダメよ」というお母さんの心理
なぜ、子供に
「お父さんのような人になっちゃダメよ。」
と言ってしまう
お母さんがいるのでしょうか?
こういうことを言う時点で
だいたい夫婦仲が悪いです。
夫に期待できないから
子供に期待するようになり、
子供を自分が思うような
異性にしようと支配し始めます。
そして、見本にならないと思っている
父親のことを指して、
「お父さんのような人になっちゃダメよ。」
と言うようになります。
強制的な押しつけによる悪循環
夫を悪い見本として教えて、
そうならないようにと、
子供に期待して勉強や習い事などを
強制的にさせても身につきません。
子供がそういったことをやりたいと
思ってくれているならいいんですが、
そうじゃない場合は悲惨です。
子供がいい結果を出せなくて、
母親はイライラしたり、
場合によってはヒステリーになります。
そんな態度を見せられた子供は
ますます萎縮してしまいます。
小さい頃は親の言うことを聞いていても
ある程度大きくなると反発して、
全く親の言うことを
聞かなくなる場合もあります。
一度信頼関係が壊れてしまうと、
修復するのは大変です。
弊害はそれだけではありません。
親に言われたことだけを
やろうとするようになり、
本当に自分のやりたいことが
分からなくなってしまいます。
やりたいことが分からないから、
就職する場面になっても
有名企業とか公務員を選びがちです。
そういう仕事に就いても、
「これは自分がしたかった
ことなのだろうか?」
と疑問を抱きながら、辞めるに辞められず
そのまま人生を過ごしてしまうのです。
天才児の家庭は夫婦仲が良い
天才児と呼ばれる子供がいる家庭や、
成功した経営者の家庭は、
夫婦仲が良いことが多いです。
東大生の家庭も、家族仲、夫婦仲が
良い家庭が多いそうです。
夫婦仲が良いと精神的に余裕ができて
お互いのことを思いやれるからです。
育児って大変じゃないですか。
夫婦仲が良い家庭だと
妻が大変そうな時には夫は
「自分に何かできることはないかな?」
と考えて実際に行動します。
妻も、
「夫は仕事で忙しい中、私や子供のために
何かしてくれようとしてありがたい。」
と考えます。
こういったお互いに対する
思いやりが大事です。
なので、普段からの
「ありがとう。」
という言葉がけなども大事です。
夫婦仲が良いと、お母さんは子供に
「お父さんみたいになりなさい。」
と言うようです。
私が読んだ、
と言う本では、数学オリンピックに
出場した高校生6人の親が
どのように育てたかが書いてあります。
その中で出てくるお母さんは、
みんな夫婦仲が良く、
「お父さんみたいになりなさい。」
と子供に話していたそうです。
そのほかにも、この本で出てくる親が、
「当たり前なこと」
と思って子供にしている行動や
考え方などはとても参考になります。
やはり、親がどんな当たり前を
まとうかによって、子供の能力は
大きく変わってきますね。
夫婦仲を良くするために
夫婦仲が悪くなる原因はいろいろ
ありますが、
「夫(妻)が自分の期待通り
動いてくれない。」
というところから来る不満が大きいです。
なので、最初から相手に何かしてもらうことを
期待するのを辞めましょう。
「夫(妻)なんだから○○するのは当然だ!」
とは思わないということです。
例えば、
「妻なんだから夕食を用意するのは当然だ!」
とかいうことを思わないということです。
そういったことを思っていないなら、
相手が何かしてくれたら、
「それは当たり前のことじゃないんだ。」
「有り難いことなんだ。」
と考えて、
「ありがとう。」
と感謝の言葉をかけるはずです。
最初は感謝していたことかもしれませんが、
当たり前になってしまうと、感謝は薄れ、
「やることが当然」
と期待するようになってしまいます。
まとめ
男の子を持つお母さんは、
- 子供に「お父さんのような人になっちゃダメよ。」と言わない
- 子供に期待して、自分の理想を押しつけない
ようにしましょう。
そして、夫(妻)には、
- 何か行動してもらうことの期待をしない
- 何かしてもらったら感謝し、「ありがとう。」という言葉を伝える
ようにして、
夫婦仲を良くするようにしましょう。
「自分1人でできることじゃない。」
とも思われるかもしれませんが、
どちらかが先に始めなければ始まりません。
そして、精神的に余裕を持ち、
子供の自主的な、
「やりたい!」
という気持ちを尊重しましょう。
それが子供の能力の向上に結びつきます。
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