【元公務員が語る】なりたい職業ランキングトップ常連『公務員』をこどもにおススメしない理由!辞めたい人激増中。

ヒデ

公務員からの転職が増加

2020年3月15日の日経新聞で、

若手の公務員が外資系やIT企業に転職する人が

増加しているという記事が出ていました。

公務員の転職希望が急増
公務員の人材流出が増えている。大手転職サイトへの公務員の登録数は最高水準にあり、国家公務員の離職者は3年連続で増加した。特に外資系やIT(情報技術)企業に転じる20代が目立つ。中央省庁では国会対応に

 

この記事について、Twitter界隈では、

転職者が増加するのは当然という意見が多かったです。

 

公務員に就職しようとしている若い人の志望動機って、

  • 安定している
  • 福利厚生がしっかりしている
  • 肩書きや世間体など社会的な信用が得られる
  • 倒産の心配がない
  • 特にやりたいことがなく、親が勧めてきた

ということが多いです。

 

そういう面しか見ていないため、

毎年なりたい職業ランキングでも

上位に上がっています。

 

人気があるので求人倍率も高いです。

 

 

ただ、こういう志望動機だけで公務員に

なろうとするのは正しくありません。

 

もちろん、そういう動機があっても、

警察官、消防士、自衛官などのような

どうしても公務員じゃないとできない仕事に就きたいとか、

どうしてもその官庁に勤めてやりたいことがあるという人は別です。

 

自分の経験談

実は私も元々公務員でした。

 

なった理由は親に勧められたから。

 

やりたいことも特になかったので

親のススメの通り公務員になりました。

 

親はとても喜びましたが、

実際に働いていると

「これはしなくても問題ないのでは?」

ということを続けていたり、

「これはおかしいんじゃないの?」

と思うことでも上の方針で

遂行しなければならなかったり、

精神的に不自由だと感じました。

 

この不自由さに窮屈さを覚え、

「この仕事のために時間を費やすことは

自分にとって納得のいく人生なのか。」

と考え、辞めました。

 

家族は理解してくれましたが、

同僚、上司からは、

「これまでの経験は、ほかでつぶしがきかないよ。」

「これからますます景気が悪くなるのに、大丈夫?」

などとさんざん言われ、引き留められました。

 

そういうことを言う人は私の事を

心配をしてくれていたのかもしれませんが、

本音は私に変わって欲しくないのです。

 

そういった周りの意見も尊重しましたが、

自分はどうすることが満たされる人生なのかを

徹底的に考えて、その目標に辿り着くための

行動をして行く方が幸せな人生だと考えて辞めました。

 

辞めてもうすぐ10年になりますが、

辞めて良かったと心の底から思っています。

 

なぜ、公務員から転職したいと思うのか?

他人に

「仕事(公務員)を辞めたい。」

と相談すると、

  • 「何で安定している公務員を辞めるの?」
  • 「公務員を辞めるなんてもったいない。」
  • 「入りたくても入れない人もたくさんいるのに。」

と返ってくることが多いです。

 

そう考える人は、

「経済的な安定」、「福利厚生」、「社会的な信用」

という価値を重視する人です。

 

その考え方は間違っていませんので否定はしません。

 

公務員からの転職を考えている当の本人だって、 

公務員を辞めれば、そのような価値を

失うことはよく分かっています。

 

ただ、転職したいと考える人は、

そのような価値以上に、

人生の充実度」

を重視しています。

 

人生は有限であることを分かっていて、

「限りある人生を充実な時間で満たしたい。」

と考えます。

 

そのような考え方をする人からすれば、

今の仕事では人生は満たされていないわけですから

転職希望するのも当然です。

 

公務員は本当に安定しているのか?

公務員は民間企業と違って、

売上というものがないので、

給料は安定しています。

 

倒産の心配もありません。

 

クビにもなりにくいです。

 

なので一度入ってしまえば、

後は安泰と考えてしまいがちです。

 

そのような良い面はありますが、

そもそもの給料は高いとは言えません。

 

それに社会の景気が悪くなれば

税収が下がるので給料の額も下がります。

 

なので、「安定」と言っても、

平均よりもやや低いくらいの水準での安定です。

 

年齢を重ねて偉くなれば、いつかは

高収入になるかもしれませんが、

高収入が目的なら別に公務員になる必要はありません。

 

公務員は精神的に不自由 

公務員は立場的にとても不自由です。

 

自分1人で判断して、意思決定することもできませんし、

上層部から言われたことや、型どおり決まった作業を

そのまま実行しているだけですので

やりたいことをできているとは言えません。 

 

また、公務に専念することを求められているので、

副業も禁止されています。

 

先日も50代の教師が不動産収入で2億円を

稼いでいた件で、その届出を怠っただけで、

処分されていました。

 

そのほかにも不自由な面はたくさんあります。

例えば、

  • 上司や部下を選べない
  • 転居を伴う無駄な転勤
  • 「昔からやっている」というだけの無駄な仕事を続けている
  • ヒエラルキー
  • 長時間労働
  • 成長性と無関係

などなど。

 

こういったことを我慢しながら仕事を続けても、

精神的な安定は得られません。

 

そして、真面目で責任感の強い人程、精神的に止んでいき、

実力の有無に関係なく、上層部の顔色ばかり

見ている人の方が出世しています。

 

これが公務員の現実です。

 

森友問題でお亡くなりになってしまった赤木俊夫さんは、

真面目に取り組んでいる公務員だったんでしょう。

 

公文書の改ざんに関して上層部から

やりたくない仕事をさせられて、良心の呵責にさいなまされて、

あのような結果になってしまったのではないでしょうか。

 

こういう状況を見ていると、公務員になることは

果たして幸せな道なのかと疑ってしまいます。

  

2019年4月に、東大生でも官僚になろうという人が

減ってきているというニュースもありましたね。

なぜ?東大生の“官僚離れ” (NHKニュース)
どうすれば、再び志ある若者が集う霞が関になるのでしょうか。

 

優秀な人が、官僚になることに魅力を感じず、

目指さなくなるというのは国にとっても損失です。

 

まとめ

公務員に就職しようとする場合、

  • 安定している
  • 福利厚生がしっかりしている
  • 肩書きや世間体など社会的な信用が得られる
  • 倒産の心配がない
  • 特にやりたいことがなく、親が勧めてきた

といった理由だけで就職することはやめましょう。

 

安定や福利厚生が調っている環境なんて、

公務員に限りません。

 

社会的な信用だって、その業界と

金融機関くらいにしか通用しません。

 

他人に自分が公務員であることを話したって、

「へぇ~すごいですね。」

くらいで、大した反応はありません。

 

それにこの国は借金だらけで、

クビにならないと言っても

将来どうなるか分かりません。

 

そういった、一般的に言われている公務員のメリットよりも、

「自分がしたいことは何なのか?」

「その仕事をすることで、自分の人生が満たされるのかどうか。」

を考えてから、仕事を決めた方が幸せになれます。 

 

そうでないと、仕事に就いてから、

「自分はこの仕事がしたかったんだろうか?」

と思うようになってしまいます。 

 

そう気がついたときには、守るべき家庭があり、

家族を人質に取られているので、生活があるから

辞めるに辞められなくなっている人もいます。

 

お金には困らないかもしれませんが、

それでは幸せになれません。

 

まだまだ、親や上司は、

「多少の不満があっても、頑張って働くべきだ。」

「仕事は生活のためにするものであり、やりがいとか充実度とかはどうでもいい。」

「正社員になって、家族を持って、家を持って一人前。」

という価値観に染まっている人が多いので

そういう意見は聞きすぎない方が良いでしょう。

 

実際に公務員で働いた経験から

私はこどもに公務員は絶対にすすめません。

 

なりたいと言ったら現実を伝えて

本人に決断を任せます。

 

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