読解力のない人は、AIによって仕事を奪われる
2019年にビジネス書大賞を受賞した、
新井紀子さんの著書である
と
を読みました。
その本では、
「読解力がない人間は、
AIによって仕事を奪われる。」
と書いてありました。
AIは計算機なので、知りたいことを
言葉の入力をすることで
答えを素早く出すことが得意です。
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どんなに記憶力や計算力が高い人でも
AIには勝てません。
そのため、記憶や計算を中心とする
枠にはまった型どおりの仕事
(ルーチンワーク)は
ほぼAIによって取って代わられます。
なのに今の学校教育では暗記や
計算などAIが得意とすることばかり
やらせています。
これはかなりの問題で、
これからの時代には
「AIができないことができること」
が重要です。
ところで、AIは記憶や計算が得意だとしても
言葉の意味は理解していないのです。
つまり、AIは読解力が低く、
質問の趣旨や意味を分かって
答えを出しているわけではないのです。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/138096_s.jpg)
逆をいえば、読解力を身につければ、
AIに代替されない人材になれます。
読解力の有無は、難関大学への合格率と
高い相関関係があるとのことでした。
難関校に入ったから読解力が
身につくのではなく、
もともと読解力がないと難関校に
合格できないから、難関校には
読解力のある子供が集まるようです。
じゃあ、どうやって読解力をどうやって
身につけるかですが、私の経験上、
- 言葉をしっかりと理解する
- 学んだ言葉を使って表現(アウトプット)する
- 他人に解説・指摘(フォローバック)してもらう
ということを繰り返すことで
読解力が身につきます。
読解力の判定問題を解いてみました
読解力があるかどうかを判定するために
に載っている28問の問題を
実際にやってみました。
その結果は、
係り受け解析 10点中10点
照応解決 10点中8点
同義文判定 10点中9点
推論 10点中7点
イメージ同定 10点中10点
具体例同定(辞書) 10点中7点
具体例同定(理数) 10点中6点
という結果でした。
完璧ではないけれど、まずまずの結果でした。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2020/06/3418492_s.jpg)
この本に載っていた問題は一部ですので、
ちゃんと取り組むなら代ゼミで
をやっているようなので、
そちらを受験してみるのもいいですね。
これまでにやってきたこと
私は公務員時代も司法書士の
資格を取得するためにも
ずっと法律の勉強をしてきました。
法律の勉強って、
「暗記ではなく理解」
と言われています。
公務員時代の昇進試験は記述式でしたので、
ちゃんと法律を理解していないと
解答できないのです。
その昇進試験の勉強中は、
面倒を見てくれた上司の方から、
「今回は民法の時効の範囲から問題を出すから
その箇所の本を読んでおいてね。」
と指示されていました。
どんな切り口でどんな問題が
出るか分からないから、
理解するまでひたすらに
テキストを読んでいました。
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理解するのに相当時間が
かかることもありました。
すぐに理解できなくても、
時間をおいて見直すと理解が
できたときもありました。
そして、実際に問題を出され、
記述式の解答をするということを
約2年程繰り返しました。
穴埋め式や、選択問題でもないので、
解答を誘導されることもなく、
理解していないと全く解答できないのです。
問題を読んで理解し、出題者がどういう
解答を求めているかを考える。
解答は採点されて、間違っていた場所は、
解説・指摘をしてもらっていました。
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解説・指摘してもらえることで、
間違って理解していたり、
そもそも理解していなかったことが
明確になります。
それを繰り返したことで、
主語述語の使い方を気をつけて
文章を読むようにしたり、
自分の理解を図示したりする
クセがつきました。
こういうことで読解力がつき、
公務員時代の昇進試験も、司法書士試験も
1回で合格できたのです。
まとめ
AI時代に生き残る人材になるために
読解力を身につける必要があります。
読解力を鍛えるためには、
- 言葉をしっかりと理解する
- 学んだ言葉を使って表現(アウトプット)する
- 他人に解説・指摘(フォローバック)してもらう
ことを繰り返すことが必要です。
私は記述式の問題を解答することで
トレーニングになりましたが、
読書感想文でもなんでもいいです。
ホリエモンの著書である
という本でも、
「活字を辛抱強く読むことができないから、
タイトルやキーワードだけを感覚的、
感情的に捉えて脊髄反射する。」
と書いてありました。
これは多くの人が読解力が
不足しているということです。
なのでホリエモンも記事ではなく、
動画で時事ニュースについて
話すようになりましたよね。
読解力があることは、
多くの人と差別化でき、
AIに代替されない能力なので
これからの時代を生きる子供には
身につけさせた方がいいですね。
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