ある日の子供とのやりとりです。
![ひ-くん](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/21258FB4-D7A6-4CC5-9D19-36930D59C179.png)
お父さん、京浜東北線の
プラレールが動かない。
![ヒデ](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/50B1B53F-BFA6-4FDB-AB21-F87F87484A7C.png)
電池が切れたのかな。
![ひ-くん](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/21258FB4-D7A6-4CC5-9D19-36930D59C179.png)
電池交換しないとね。
![ヒデ](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/50B1B53F-BFA6-4FDB-AB21-F87F87484A7C.png)
換えの電池は
どこだっけ…
![ひ-くん](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/21258FB4-D7A6-4CC5-9D19-36930D59C179.png)
お父さん、新しい
電池持ってきたよ。
![ヒデ](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/50B1B53F-BFA6-4FDB-AB21-F87F87484A7C.png)
お!ありがとう!
どこにあったの?
![ひ-くん](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/21258FB4-D7A6-4CC5-9D19-36930D59C179.png)
お母さんの部屋に
隠れてた。
![ヒデ](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/02/thumbnail_IMG_3154.png)
探してくれたのか。
すぐに交換してあげるよ。
![ひ-くん](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/01/920E1311-0AE5-48C9-BE0A-8EFC0C495A30.png)
ありがとう!
何気ないやりとりに見えますが、
子供が私に
「ありがとう」
と言ったときはかなり驚きました。
子供には「褒める」よりも「ありがとう」
「ありがとう」
という言葉をかけたことで、子供は
- 自分のしたことが役に立った
- 人に喜ばれて嬉しい
- ほかにも喜ばれることができるようになりたい
などと考えるようになります。
自分のしたことに
自信をつけるので
ほかのいろんなことにも
挑戦しようとします。
以前、以下の記事の中で
子供の能力を引き上げるために
褒めることは逆効果になる
場合があることを取り上げました。
それは
褒めることで、子供の行動原因が
「褒められたいから」
になるためです。
逆に叱ることで、
子供が行動を規制する理由が、
「叱られるから」
になってしまうので
本質的には「褒める」と同類です。
目的は、
子供の能力の引き上げや
自己肯定感の育成
なので、子供には
「褒める」、「叱る」
よりも
「ありがとう」
という一言を伝えてあげましょう。
「ありがとう」が言える子供に育てるために
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/03/4472418_s.jpg)
子供が他人から何かしてもらったときに
「ありがとう」
と言えるようになるためには、
やはり親が普段の生活の中で
他人に頼ったとき、助けられたときに
「ありがとう」
と伝える姿を見せることです。
他人から助けて
もらっていることが
「有り難いことなんだ。」
「恵まれていることなんだ。」
と考えるようになって
もらうことが重要です。
「ありがとう」という本では、
どんな人(動物)でも
必ず誰かに頼って
生きていることを知り、
そのことに感謝をしないと
いけないと気づかされます。
失ってみないと価値が分からない
普段、他人から何か手助けを
してもらったき、
「ありがとう。」
とか
「助かったよ。」
といった感謝の言葉をかけていますか。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/03/4335892_s.jpg)
一番最初に何かをしてもらったときは
していたかもしれません。
でも手助けをしてもらうことが
当たり前になると、
感謝の気持ちを
伝えなくなるどころか、
「やってもらって当たり前」
というような感覚になり、
手助けの内容に注文をつけたり、
不満を口にするようになります。
やってもらうことが当たり前の
状況になってしまうと
手助けをしている側からすれば、
不満などを口にされたら
「じゃあ、もうやらない。」
と思ってしまいます。
もう手助けをしないとされると
これまで助けてもらっていた方は、
今まで与えられていたことが
奪われたような気になって、
悲しくなったり、
恨んだりするようになります。
![](https://triumph0916.com/wp-content/uploads/2021/03/1493251_s.jpg)
そんなふうになるなら
最初から何もしなかった方が
良かったのかもしれません。
失ってみて
今まで与えられていたことが
価値があったことを再認識する
瞬間でもあります。
実はこういったことって、
夫婦間、親子間、職場など
一緒にいる時間が長くなる
身近なところでよく
起こることなのです。
そのため、
「他人からやってもらって
当たり前というものは何もない」
という考えでいることが
感謝の気持ちを忘れない
ために重要です。
まとめ
子供の自己肯定感を高めたいなら、
子供がしてくれたことに「ありがとう。」という一言を伝える
ことをしてみましょう。
このことにより、子供は
- 自分のしたことが役に立ってると感じる
- 人に喜ばれて嬉しいと思う
- もっと人に喜ばれることができるようになりたいと考える
ようになり、子供の自己肯定感は
高まっていきます。
そして、
「ありがとう」
と言える子供に育つように
親は普段から、
「他人から何かしてもらって当たり前
ということは何もない。」
と考えるようにして、
誰に対しても感謝する気持ちを
伝える姿を見せていきましょう。
コメント